『ものづくり経営学―製造業を超える生産思想 』 藤本隆宏(著) 光文社(2007/03)
ものづくりとはなにも製造業だけに限定された概念ではありません。ものづくりの核心はもの自体よりむしろその「設計」にあります。設計情報を盛り込んだ製品やサービスの創造と言い換えても良いでしょう。
建築模型士
建築物を建てるときは、その建物の設計図面に基づいて、同じ寸法比率で縮小したミニチュア模型をつくります。建築模型士はその模型を作る仕事です。
フィギュア原型師
精密な縮尺模型としてアニメや特撮ものに登場するヒーローや美少女、怪獣、ロボットといったキャラクターの人形(=フィギュア)をつくる職人です。小さなフィギュアは食玩と呼ばれるお菓子のおまけに使われるほか、キャラクターショップ等で販売されます。
フィギュア原型師になるには、専門誌の特集を見たり教室に通ったりして個人的に技術を磨いていくのが一般的です。
フィギュアメーカー海洋堂が主催するワンダーフェスティバルや模型誌「ホビージャパン」が主催するJAF-CONの即売イベントなどに出展してチャンスをつかむとよいでしょう。(→フィギュア模型の技能を修得するなら こちら)
メカトロ技術者
旋盤工
旋盤とは工作物を回転させながら切削加工をする機械のことを言います。汎用旋盤、卓上旋盤、多刃旋盤、タレット旋盤、車輪旋盤、ロール旋盤などいくつも種類があり、現代ではNC旋盤(NCはNumerical
Control」の略。工作物の位置や運動を数値化してあらかじめ工程をプログラムできる旋盤)がよく使われています。旋盤工の仕事は、工作物によってバイト(刃)や切削条件を選定するノウハウやミクロン単位で削る精緻さなど職人的な技術が要求されます。日本が誇る高度なメカトロ技術は、職人的に優れた旋盤工が支えているといっても過言ではありません。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「機械加工技能士」や「機械検査技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
溶接工
機械、自動車、造船などの製造業や建設業の現場で金属を加熱・溶解して接合させる仕事です。(→日本溶接協会)
溶接工になるには、造船会社や自動車部品メーカー、機械部品メーカー、鉄工所などに採用されるか、派遣会社に登録する必要があります。学歴や資格が問われることはあまりありません。
製鉄スタッフ
製鉄所に所属するか派遣会社と契約し、誘導炉やアーク炉、反射炉などを使って鉄を溶解するか、さまざまな機械を操作して鋼板・線材をつくるスタッフです。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「金属溶解技能士」や「金属熱処理技能士」などがあります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
金属加工スタッフ・製缶スタッフ
製鉄業や金属加工業、缶詰をつくる会社などに所属するか、派遣会社と契約して、製鉄や金属加工に従事するスタッフです。金属の焼入れや焼き戻しなどの熱処理、線バネや薄板バネの製造、金属薄板のせん断・加工、研磨仕上げなどさまざまな作業があります。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「金属研磨仕上げ技能士」や「金属熱処理技能士」「金属材料試験技能士」「金属ばね製造技能士」「金属プレス加工技能士」などがあります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
プレス工
機械、自動車、造船などの製造業の現場で、油圧式やモーター自動式のプレス機器を用いて主に金属板を加工・成型する仕事です。つくるものは精密機器の部品から車のボディまでさまざまです。関係する資格にプレス機械作業主任者(実務5年以上)があります。
溶接工になるには、造船会社や自動車部品メーカー、機械部品メーカー、鉄工所などに採用されるか、派遣会社に登録する必要があります。学歴や資格が問われることはあまりありません。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「金属プレス加工技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
鍛工品製造工(鍛造工)
鍛工品とは鉄鋼やアルミ・チタンなどの非鉄金属を鍛造機によって変形・加工したもので、
用途としては主に自動車や産業機械、土木建設機械などの部品です。鍛工品製造工はこうした自動車部品や機械部品の製造会社に所属して鍛工品をつくるスタッフです。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「鍛造技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
板金工(工場板金工)
薄い金属板を加工する仕事で、曲げ板金や打出し板金、機械板金、数値制御タレットパンチプレス板金などの作業をするほか、工程管理や品質管理、原価管理、安全衛生管理、設備管理などもおこないます。建築業界で活躍する建築板金工はこちら。
鋳物工(鋳造工・鋳型工)
鋳物(いもの)とは、鉄やアルミ、銅などの金属を溶鉱炉で熱して溶かし、砂や金属で作った型に入れて固めてつくった製品で、分かりやすい例で言えばお寺の鐘や鉄アレイなどです。自動車部品や機械部品に使用される部品の多くは鋳造品(ちゅうぞうひん)です。鋳物工は、鋳型(いがた)づくりや溶かした金属の扱い、鋳込みなどの作業をおこないます。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「鋳造技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
プラスチック成形工
家具や家電製品、食器などプラスチックでできている製品は無数にあります。プラスチック成形工は、プラスチックの製造会社に所属し、圧縮成形や射出成形、インフレーション成形、ブロー成形などの諸作業に従事してプラスチック製品をつくります。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「プラスチック成形技能士」「強化プラスチック成形技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
電気機器組立工
変圧器や配電盤等の電気機器の組立て作業や製品品質管理、修理、安全衛生管理などをおこないます。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「電気機器組立技能士」や「電気製図技能士」「電子回路接続技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
電子機器組立工
コンピューターに代表されるさまざまな電子機器の組立て作業や製品品質管理、修理、安全衛生管理などをおこないます。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「電子機器組立技能士」があります。
光学機器製造工
カメラや顕微鏡、望遠鏡、医療機器その他の光学機器の製造工程で、光学ガラスの研磨や組立てといったさまざまな作業や品質検査、安全衛生管理などをおこないます。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「光学機器製造技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
眼鏡レンズ工
眼鏡レンズ加工の会社や眼鏡屋に属し、レンズ加工のための研磨や仕上げ、検査、測定などをおこないます。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「眼鏡レンズ加工技能士」があります。
半導体製造工
半導体メーカーや派遣会社に所属して、半導体製造に従事する仕事です。半導体製造の仕事は、エッチングやフォトリソグラフィ、CVD、スパッタリング、イオン注入などからなる集積回路チップ製造作業と、ダイシング、ダイボンディング、接続、封止、端子形成、マーキング、組立、パッケージングなどからなる集積回路組立て作業に分かれます。防塵管理や安全管理も重要な仕事です。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「半導体製品製造技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
義肢装具士 歯科技工士
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