経済産業省調査統計局の平成15年特定サービス産業実態調査によりますと、情報サービス業の売上高はおよそ14兆円、就業者の数は約57万人です。IT企業はほとんどが中小企業でつかみどころがなく、IT(情報技術)を名乗りながら実はM&Aを仕掛けて急成長するファイナンス会社やアイデア勝負の企画会社、広告代理店だったり、逆に昔ながらの基幹システムの保守を母体とする会社だったりします。自分のやりたいことや目指す方向をしっかりと明確化し、目的に即した会社選びをしましょう。
ITエンジニア志向の人も多いでしょうが、現在のところIT産業の肝はビジネスアイデアです。ビジネスモデル特許やファイナンスに強い人材が求められています。また、現在ではITに通じた経営者があまり多くないことから、ITと経営の両方を理解して組織のトップに提案できる人材が求められます。(→ITコンサルタント
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システムエンジニア
顧客の要望に基づいて要件定義をおこない、システムの企画・仕様化・構築・保守・管理を手がける仕事です。現在は専門化が進み、システム構築の予算管理・工程管理をおこなう総責任者のプロジェクトマネジャー、システムの保守・管理に特化したシステム管理者、ネットワークエンジニア、アプリケーションエンジニア、データベースエンジニアなどに分かれます。
システムやプログラムの世界は常に新しい知識が要求されるため、35歳定年説という言葉まであります。これは専門的で細かい仕事に追われ、システムの全体像の把握ができないまま年齢を重ねてしまうことにも原因があります。常にシステムの目的と全体像を考え、コミュニケーションスキルを鍛え、リーダーシップを発揮し、大きなシステム案件を遂行できるプロジェクト・リーダーを目指しましょう。
詳しくはこちら(→ システムエンジニア)やこちら(→ プロジェクトマネジメント資格)をご覧ください。
【参考書】
『コンピュータはなぜ動くのか〜知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識〜 』
矢沢 久雄 (著) 日経ソフトウエア(編集) 日経BP
(2003/6/2)
ネットワーク・エンジニア
ネットワーク・インフラの設計及び構築・保守・管理をする仕事です。障害が起きたときはプロトコルアナライザーでネットワークを流れる通信データを収集して解析し、速やかに問題を解決する能力が求められます。
詳しくはこちら(→ ネットワ
ークエンジニア)をご覧ください。
【参考書】
『絶対わかる!ネットワークエンジニア超入門 』 日経BP社
(2006/04)
アプリケーション・エンジニア
プロジェクトマネージャーの指揮のもと、利用者の業務を分析し、システムの要求仕様をまとめ、システム仕様書を作成し、プログラマー(ソフトウェア技術者)とともにシステム構築〜テストまでおこなうか、またはパッケージソフトを導入して業務に合わせてカスタマイズする仕事です。
ソフトウェア技術者/プログラマー
システムエンジニアが作成するソフトウェア設計書に従ってプログラム開発をする仕事です。プログラミングだけでなく仕様書・設計書の作成やテストにも参加します。
【参考書】
『日経ソフトウエアのやさしいプログラミング教室―どんな言語でも変わらない基礎の基礎を身に着けよう 』
伊藤華子+園田誠(著) 日経ソフトウエア編集 日経BP社 (2003/10)
WEBエンジニア
データベースエンジニア
例えば企業活動の根本を支える基幹システムは、日々発生する個々の売り上げデータ(トランザクションデータ)の膨大な集積をベースに構築されています。各売り上げデータは伝票番号や売り上げ日付、得意先コード、担当者コード、商品コード、単価、数量、金額とリンクし、得意先コードは得意先の名称や住所、電話番号、担当者名などと結びついている必要があります。以前はメインフレームと呼ばれる大型コンピューターでデータベースを管理していましたが、ダウンサイジングの流れにより、オープン系のシステム(主にUNIX系)でオラクルなどのRDBMS(リレーショナル・データベース・マネージメントシステム)を用いて膨大なデータを取り扱う方向に移りつつあります。データベースエンジニアは主に基幹システムのデータベース設計や開発、運用保守、データバックアップ、チューニングなどをおこないます。
【参考書】
『勝つDBエンジニアのキャリアパス 』 斎藤直樹(著)
翔泳社 (2006/7/19)
ERPエンジニア
ERPとはもともとEnterprise Resource Planningの略語で、事業に関わるお金の動き(購買から生産、販売、給与支払いなどのデータ)を部門毎にではなく一元化して統括的に把握し、経営の現状を迅速に分析して、経営資源を有効活用するという経営概念です。ERPシステムとは一般的に、SAP社のR/3やオラクルのOracleApplications、PeopleSoft(現オラクル)のEntepriseOneなどといった、従来は部門毎に独自システムで構築していた基幹業務を統合的に管理するためのパッケージソフトで、ERPエンジニアは企業の従来の基幹業務システムを、こうしたERPパッケージで再構築する仕事をします。
セールスエンジニア
コンピュータシステムのハードウェア、パッケージソフト、システムの営業または営業の補佐役として、幅広い技術的知識をもとに顧客へのコンサルテーションやシステム提案、あるいはシステム開発者と顧客の間に立って要求定義の明確化やシステム納入・ときにはカスタマイズなどをおこなう仕事です。
システムの基本を幅広く習得するためにMCPやシスアドの資格を取得することをおススメします。
セールスエンジニアの派遣仕事を探す方は こちらをご覧ください。
ソリューション営業
顧客企業の抱える問題点を明確化し、その解決(ソリューション)のために最も適したシステムの導入を提案する情報システム産業特有の営業スタイルです。コンサルティング営業、提案営業とも呼ばれます。業務効率の向上効果を出来るだけ数量化し、目に見えにくい効果は出来るだけ視覚化して、システム導入のメリットを説得する能力が問われます。
ヘルプデスク
事務作業の多くがパソコン上でなされる職場で、パソコンやアプリケーションソフト、周辺機器の使用法について利用者からの質問に答えたり、トラブル時に対処したりする仕事です。
サポートエンジニア・サポートデスク
パソコン・周辺機器・ソフトウェアのメーカーや大手家電ショップ、システム販社、インターネットプロバイダーなどのユーザー窓口・コールセンターで、利用者からの電話やメールによる質問を受け、トラブルが解決するようサポートする仕事です。
ほとんどはテレフォンサポートですが、利用者の自宅や事務所を訪問してサポートに当たる仕事もあります。未経験でIT業界を希望する人にはヘルプデスクとともに比較的、就きやすい仕事です。浅く広いITの知識だけでなくコミュニケーションスキルやビジネスマナーも学べます。技術力のある方はテレホンサポートの2次対応(バックサポート)を担当する傾向があります。(→コールセンター)
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