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十代のお子さんがいる方でしたら子どもが将来どんな仕事につくのか、気がかりな人もいるでしょう。
「うちの子はしっかりしているから大丈夫」と胸を張って言える方はお幸せです。ただし、自由放任過ぎるのも問題です。少なくとも子どもが将来の仕事選びを真剣に考えているのか、子どもが将来どんな職業に就きたいのか、将来つきたい仕事に向けてどんな努力をしているかくらいは把握しておきましょう。できれば休日の夕食時にでも自分が現在やっている仕事の内容や職業と社会との関わりについて話し、子どもが目標に向かって自ら努力できるよう[押し付けがましくない程度の]アドバイスをしてあげてください。
もし子どもが何も考えていない、または子どもの将来イメージがあまりにも漠然としている場合、日頃から子どもの長所を把握しておき「XXが得意ならこんな仕事があるがどうだろう」などといくつかの選択肢を提示して、子どもが社会や職業に興味を抱くように導きましょう。
子どもが思い浮かべる職業イメージといえば多くの場合、テレビに出てくる職業(タレントや俳優、テレビのアナウンサー、音楽関係のアーティスト、ドラマで俳優が演じるカッコいい職業)や日常的に接する教師、医師、看護師、店員くらいしかありません。最近はごく普通のサラリーマンの日常を描くドラマも増えましたが、それでもサラリーマンとは具体的に何をやっているのかイメージがつかめない子どもが多いと思います。子どもだけでなく、親自身も自分のこれまでの仕事に関わる職業以外はほとんど知らないのではないでしょうか。子どもにアドバイスするなら、他人がしている職業の中身についても関心を払うべきでしょう。そして、本サイトを使うなどして、子どもと一緒に子どもの適性や興味に合った仕事を探してみましょう。世の中はたえず変化していますので、すぐに答えを出す必要はありません。子どもが将来の仕事について適度にいつも意識している、という状態が必要なのです。
注意しなければならないのは、決して「この仕事につきなさい」などと親の考え方を押し付けてはいけないということです。人生にとって最も重要な職業を親の指示に従って決めるような子どもは、いつまでも親に依存し続ける可能性が高いと言えます。あくまでも自分で考え、自分で調べ、自分の意思で努力するようにナビゲートしましょう。親が子どもの将来について指示すると、自立心のある子どもほど、かえって反発するものです。
余談ですが、親子間の問題のほとんどは、親が子どもを「自分の所有物」または「自分の一部」だと思い込んでいるところに起因します。たとえば以前、医師になるよう厳しい教育を受けた少年が、成績不振を苦にして自宅に放火した事件がありましたが、あの父親もおそらく「わが子のためを思って」厳しい教育を施したのでしょう。しかし、それはあくまでもただ「わが子のためを思っている」という思い込みであり、子どもの自立を阻んでいるだけに過ぎません。
ですので子どもが十代になれば「わが子」といっても「自分のもの」ではなく、あくまでも同じ社会の一員であり、自分は人生の先輩として、子どもが成人するまで責任を伴うとしても側面的支援をしているのだ、というスタンスに立ちましょう。どうしても子どもに自分と同じ職業に就いて欲しい場合は、食事どきなどに自分の仕事のやりがいや面白さについて興味深く話して聞かせるのが一番です。
たとえ子どもが夢のような職業に就きたいと口にしても、「それはお前には難しすぎる」とか「リスクが大きすぎる」とか「儲からないからやめとけ」とか「もっと現実的に考えなさい」などと頭ごなしに言ってはいけません。「夢のような職業」に就くには具体的にどんな努力と才能を必要とするのかを子ども自身が理解し、もし努力の結果なれない場合でも、その努力をほかの仕事に結び付けられるかどうか判断し、自分の適性や才能を生かせる第2目標、第3目標を自分で考えられるよう導いてください。夢の実現は尊いものですが、実際に社会に飛び込んで自活することもそれと同じくらい尊いということを理解するよう支援しましょう。
高校生の選択肢は大学進学だけではありません。
例えばマスコミを例にとると、大手のテレビ局や出版社では採用条件を大学卒以上とするところが多いですが、実際にコンテンツを作っている番組制作会社や編集プロダクションでは、スキルのない普通の大学卒よりも、専門学校で基礎能力を身に付けた人のほうが即戦力になると考えているところが多いです。実力社会が浸透しつつあるなか、並みの大学に通うくらいなら人材育成に優れた専門学校に進学するという道を検討するのも良いでしょう。
『専門学校へ行こう!―最新版
(2008) 』 朝日新聞社
(2007/01) では、憧れの180資格208職種から専門学校を探せます。
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