植物が好き
 農林水産技術者 環境を守りたい 花が好き 動物が好き 山が好き 海が好き 


樹木医・樹医
 植物園や公園、寺社や個人の庭園などに生えている樹木で損傷のひどい老木を診断し、治療する仕事です。
 「樹木医」は(財)日本緑化センターが認定する資格です。平成3年度に林野庁が認定する資格として始まり平成8年度には農水省認定の国家資格となりましたが、公的規制の緩和の流れから平成13年度から国家資格ではなくなりました。国家資格ではないとはいえ、受験には7年以上の樹木診断や治療の実務経験が必要な由緒正しい資格です。なお、「樹木医」という名称は商標登録されているため、樹木医を名乗れるのは(財)日本緑化センターの資格審査合格者だけです。

 樹医は、全国で数多くの老木の診断・治療にあたった山野忠彦氏らが設立した日本樹木保護協会の認定する資格です。同協会の樹医養成セミナーに参加し、実際に治療経験を積んだ後、日本樹木保護協会に適任と認められた人だけが認定されます。樹医養成セミナーに参加するには、特定非営利活動法人の樹木・環境ネットワーク協会が認定するグリーンセイバーの資格を取得する必要があります。
  ややこしいですが、何も2つの組織が政治的に争っているわけではありませんし、資格うんぬんより実際に有効な治療実績を積むことのほうが重要でしょう。

 参考図書:『樹医をめざすあなたへ―樹木診断ハンドブック

庭師植木職人
 公園や公共施設・個人の庭園などで庭づくりや樹木・植物・水草などの維持管理をする仕事です。農業系の学校を卒業し、造園会社などに就職するのが一般的です。

  『誰も教えてくれない「植木屋」商売の始め方・儲け方―「趣味」と「実益」を兼ねた生涯現役の職人
                                             谷島光雄(著) ぱる出版 (2006/09)

盆栽職人
 盆栽は鉢の上に植物を中心とした小さな庭園を築く世界です。盆栽愛好家は日本全国でおよそ500万人いると言われています。世界的にも見ても、日本と似通った感性をもつ東アジア各国はもちろんのこと、欧米諸国でも日本の盆栽は高く評価されており、BONSAIは世界共通語のひとつになっています。盆栽職人になるには、盆栽教室などで基礎を身につけ、盆栽園などに就職するか、独自に盆栽技術を磨いて盆栽展に出品し、高い評価を受けなくてはなりません。

庭園設計士
 公共の公園や緑地、個人の庭園などを設計する仕事です。大学の造園関係学部(土木・建築)、園芸学部などや専門学校を卒業後、造園部門のある建築会社や庭園設計事務所に就職するのが一般的です。国家資格の造園技能士資格や造園施工管理技士などを取得するとキャリアップにつながります。

 『ランドスケープデザインとそのディテール』 竹中工務店設計部 彰国社 (2001/12)

植物園・フラワーガーデン職員
 公的機関や民間が経営する植物園で植物の世話や施設の管理、植物学習の手引きなどをおこなう職員です。植物園は国や地方自治体やその外郭団体(財団法人など)が経営するケース、民間が観光目的に経営するケース、大学その他の研究機関が経営するケースがあります。目的や規模によって必要とされる仕事もさまざまで、観光目的の大規模なフラワーガーデンでは、施設内のレストランや売店の仕事もあります。自治体や外郭団体、大学が管理・経営する植物園についてはこちら(→植物園協会)をご覧ください。
 大学や大学院で植物学・生態学・園芸学などを専門的に学んだ人や学芸員資格を有する人が就職する傾向が高いです。地方公共団体が経営する植物園の場合、地方公務員試験に合格する必要があります(→地方公務員になりたい)。財団法人や営利団体が経営する植物園ではそれぞれの運営母体の組織に就職します。


グリーンキーパー
 ゴルフ場やサッカースタジアムのグラウンドなどに植えられるスポーツターフと呼ばれる芝を育成・管理する仕事です。芝の状態をチェックして水や肥料、殺虫剤の散布計画、雑草除去、植え替え、補充などの作業プランを作成します。芝の管理技術や農薬・土壌に関する深い知識が求められます。活躍の場はゴルフ場や造園施工会社、芝専門のメンテナンス会社などです。
 国家資格の造園施工管理技士や民間資格の芝草管理技術者(→NPO法人 日本芝草研究開発機構)、緑の安全管理士(→緑の安全推進協会)などを取得すると有利です。


グリーンコーディネーター
 店舗やオフィス、ホテル、イベント会場などで観葉植物を演出する仕事です。これまでは園芸店の店員やインテリアコーディネーターが兼任することがほとんどでしたが、植物の育成・管理、肥料や殺虫剤、土壌などのより専門的な知識ときめ細かいサービスを提供できる人材が求められています。クライアントへのプレゼンテーションに始まって植物の選択、見積もり、搬入、施工、メンテナンスまで請け負いますので、優れたセンスや提案能力、顧客の要望を汲み取る理解力、運搬作業に必要な運転免許や体力が必要になります。グリーンコーディネーターになるには、大学・短大の園芸学科や園芸コースのある専門学校を卒業し、園芸店や観葉植物のリース会社などに就職するのが一般的です。「グリーンアドバイザー」や「園芸装飾技能士」などの資格があると有利でしょう。

 【参考書】

 『グリーンコーディネーターになるには
園芸装飾ハンドブック 園芸装飾ハンドブック
日本インドア・グリーン協会
マルモ出版 2005-07
by G-Tools

農業
農業には稲作農家、野菜農家、果実農家(果樹園経営)、キノコ類の栽培などがあります。(→全国新規就農相談センター) 現代は農業の法人化が進んでおり、農業法人などに勤めるという方法もあります。農業をしたいと考えている方は『農で起業する!―脱サラ農業のススメ』(2005/2)をぜひ読んでみてください。元外資系サラリーマンの杉山経昌氏が最新のビジネス手法で農業に挑戦した記録です。ほかにも以下の本が参考になるでしょう。

 【参考書】
 『夢の百姓―「正しい野菜づくり」で大儲けした男 』 横森正樹(著) 白日社 (2002/04)
 『農業に転職する―失敗しない体験的「実践マニュアル」
 『アグリライフのすすめ
 『トップが語るアグリビジネス最前線
 『農!黄金のスモールビジネス 』 杉山経昌(著) 築地書館 (2006/9/13)



ハーブ園経営
 セージやローズマリー、タイム、ラベンダー、ペパーミントなど各種のハーブを栽培する仕事です。アロマオイル用のハーブを専門的に栽培する、食材用のハーブの専門家になる、観光ハーブ園にする、など明確な目的をもつことが重要です。栽培技術だけでなく、市場動向や経営能力も問われる仕事です。

ハーブアドバイザー(ハーバリスト)
 ハーブの香りは不眠症やストレスに悩む人の症状を穏やかにする効果があります。ハーブアドバイザーは、さまざまな種類のハーブに精通し、人の症状や好みに合わせてハーブティーやハーブ石鹸、ハーブ料理などの利用法を紹介する仕事です。ハーブの効果やハーブ料理の作り方、健康食品やサプリメントなど幅広い知識が求められます。ハーブショップやハーブ園のほか、エステサロンアロマセラピーサロン、ティーサロン、健康食品メーカーや健康食品を売る店などで活躍できます。詳しくはこちら(ハーバリスト)をご覧ください。

キノコ類栽培業
 シイタケやマイタケ、ナラタケ、シメジ、マツタケなどのキノコ類を栽培する仕事です。適切な温度・湿度を保つよう調整し、植菌や仮伏せ、本伏せ、採取、乾燥、出荷などをおこないます。

農業技術者 森林技術者 森林インストラクター

  ほかにも花卉(かき)栽培、薬草園経営、植物園スタッフ、園芸福祉士、造園建設業勤務、緑化樹木生産業、園芸店、フラワーショップ経営・勤務、自然食品の店経営、国家公務員の農林水産省職員環境省の自然環境局地方自治体の農林水産部門などがあります。
※自然に関わる仕事に就きたいと考えている方は以下の本を読むと良いでしょう。

 『自然をケアする仕事がしたい!―現場の本音を聞いて資格と仕事を選ぶ本
 『自然の仕事に就こう (2004)

 リクルート進学ネットで関係する資格を調べたい方はこちら(→植物・フラワーを扱う資格)をご覧ください。

農林水産技術者 花が好き 山が好き

HOME