経済産業省の商業動態統計によると、「衣服・身の回り品小売販売額」はバブル全盛期の約15兆円(1991)から徐々に減少し、2003年にはおよそ11兆円となりました。これは中国等の低コスト労働力で作られたユニクロ製品に代表される低価格ファッションが全国的に普及したことによるためで、ファッション動向は高額商品と低価格商品に二極分化しつつあります。最近は日本的文化が海外で流行していますので日本のファッション文化を海外に紹介する動きや中高年や子どもをターゲットにする動きが盛んです。
ファッション業界で働きたい人は次のような本を読むと良いでしょう。
『ファッション界就職読本
2009 (2009) 』 アパレルルーム(2008/03)
『アパレル就職事典Q&A・体験談ブランド一覧
08 (2008) 』 アパレルルーム
(2007/05)
ファッションモデル
今では背が高い、プロポーションスがいい、だけではモデルはつとまりません。主役はあくまでもファッションです。洗練された着こなしやライフスタイルを心がけましょう。最近は、スレンダーで手足の長い典型的なモデル体型だけでなく、日本人が親しみを覚えやすいなごみ系のモデルが求められています。また、若者向けファッションだけでなく30代や中高年向けのファッション、あるいは小さな子供向けのファッションも需要が高まっているため、モデルの年齢層も幅広くなっています。
モデルになるにはモデル養成学校に通い、モデル事務所のオーディションに合格しなければなりません。あるいは雑誌などの読者モデル・コンテストに応募するという手もあります。
ファッション・デザイナー
新しい衣服のデザインを手がける仕事です。デザイナーになるにはセンスだけでなく素材や色、縫製の知識も欠かせません。
ケイコとマナブ.netでもっと詳しく知りたい方はこちら(→ ファッションデザイナー)をご覧ください。
『ファッションデザイナー入門 』 豊口武三(著)
繊研新聞社 (2006/11)
テキスタイル・デザイナー
ポリエステルやアクリルなどの合成繊維やウール、綿といった紡績糸から作られる生地は、日本の繊維技術の進歩により、先進的で質感に優れた先進的なファッションをつくりだす基盤になっています。テキスタイルデザイナーは、新しい繊維技術や染色技術の動向を踏まえるとともに自然の素材にも注目しながら、衣服の生地の質感や色、柄など生地のデザインを手がけます。色や柄、生地の原料をプランニングし、試し織りを発注。納得いくまで修正を繰り返します。繊維技術者と共同開発をおこなう場合もあります。その後、完成されたサンプルをもってデザイナーやアパレルメーカーの集まりの場でプレゼンテーションをおこない、使ってもらえるよう働きかけます。
テキスタイルデザイナーの活躍の場は、アパレルメーカーやデザイン事務所のほかにも合繊メーカーや紡績メーカー、染色加工会社、繊維商社、繊維問屋、織物業者などがあります。
染色技術者 織布技術者
パタンナー
デザイナーがつくるラフな下絵をもとに型をおこす仕事(パターンメーキング)です。ときにはデザイナー以上にデザインに熟知し、優れた感性を要求される重要な仕事です。パタンナーになるには大学の被服科や洋裁専門学校で学ぶのが良いでしょう。
[関連する資格]
・パターンメーキング技術検定(→(財)日本ファッション教育振興協会)
・コンピュータを用いたパターンメーキングが将来的に一般化されていきますので、CAD関係の資格があると就職や転職に有利です。
ソーイングスタッフ・縫製技術者 パタンナーがおこした型を元に洋服を縫う仕事です。
職業能力開発促進法に基づく国家資格として「紳士服製造技能士」や「和裁技能士」があります。国や各都道府県の職業訓練校に入学して関係する学科を修め、実技試験に合格することで取得できます。
リフォーマー
着る人の体型に合わせて衣服の丈を補正するなど、洋服のリフォームを手がけます。ドレスをワンピースにしたり、ワンピースをスカートにするなど、顧客の要望に応じて細かくリフォームします。寸法直しのほか、洋服に穴が開いた場合でも同じ繊維の糸を使ってつくろい、新品と同じ状態に直す「かけはぎ」などの技能も求められます。
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スタイリスト
テレビや雑誌、広告、ポスター、ファッションショーなどでモデルや芸能人の衣装やアクセサリー、ときには食器や日用雑貨まで調達/コーディネートする仕事です。フリーがほとんどで、ファッション雑誌の出版社やテレビ制作会社と専属契約を結ぶことが多いです。幅広い人脈と交渉力、体力、情報感度の高さがものをいいます。スタイリスト学科のあるファッション専門学校などに通い、有名なスタイリストのアシスタントにつくことから始めるのが一般的です。
ジュエリー・デザイナー カラリスト
ファッション流通に興味のある方はこちら。
リクルート進学ネットで服づくりや和服に関する資格を調べたい方はこちら(→ 服作りの資格 和服に関わる資格)をご覧ください。
ほかにも編み物作家 和裁師 着付け師 友禅模様師、合繊メーカーや紡績メーカー、商社の繊維部門、繊維商社、繊維問屋、織物業者などがあります。
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