道具職人・伝統工芸職人になりたい
 職人になりたい 技術者になりたい ものづくりが好き


刀匠(刀鍛冶)
 日本人にとって刀は古来よりただの武器ではなく、神秘的な宝物でした。刀匠になるには刀匠のもとで5年以上修行し、文化庁が主催する作刀実地研修会を修了する必要があります。(→全日本刀匠会

道具鍛冶(打刃物職人 鍛冶職人)
 鋸(のこぎり)や鉋(かんな)、鑿(のみ)、小刀(こがたな)といった大工道具や鋏(はさみ)、包丁などをつくる職人です。
打刃物職人―手道具を産

み出す鉄の匠たち
打刃物職人―手道具を産み出す鉄の匠たち
三原 久明  ワールドフォトプレス 2004-04
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ナイフ職人
 カスタムナイフを収集する人は昔からいましたが、昨今のアウトドアブームによってカスタムナイフを求める人は飛躍的に増えました。カスタムナイフをつくるナイフ職人は、ステンレスなどの鋼(はがね)を材料に「ストック&リムーバル」という技法を用いてブレード(刃)を削り出します。ブレードのデザイン・削り出し・焼きいれのほか、グリップの素材選び・加工、シース(鞘)の縫製まですべて自分でおこないます。独立するには、ベルトグラインダーやネジ切りのためのタッピング、孔を開けるボール盤、フライス盤など、機械の購入に資金が必要です。
書道用具職人筆職人硯職人
 書道に用いる筆【ふで】や硯【すずり】をつくる職人です。職人になるにはそれぞれの名産地にある工房に就職するか、名人と呼ばれる職人のもとに弟子入りするのが最も早い道です。

 筆の名産地は、宮城県・仙台市(仙台御筆)、愛知県・豊橋市(豊橋筆)、奈良県・奈良市(奈良筆)、広島県の熊野町(熊野筆)と呉市(川尻筆)です。ほかにも東京都などでつくられています。

 硯の名産地は、宮城県・雄勝町(雄勝硯)、山口県・宇部市(赤間硯)などです。
 


竹細工職人
 竹を用いてかごや玩具、花器、箸などをつくる職人です。竹を割って薄くし、四つ目編みやひし目編みで形に合わせて編み上げます。まずはカルチャースクールなどで趣味として竹細工を経験し、本格的に職人になるつもりなら、長野の戸隠や福井県武生市、大分県別府市など竹の名産地に行き、職人に弟子入りするのが良いでしょう。

和紙職人
  和紙は昔から障子や和傘、提灯(ちょうちん)、行灯(あんどん)など伝統的な工芸品の材料として使われてきました。住まいが近代化するなかで全体的な需要は少なくなりましたが、光を優しく透過するため照明道具のシェードに使用したり、紙質を強化して器として使うなど、新しい工夫とアートセンスに優れたものが求められる傾向があります。
 和紙職人は、コウゾの加工、繊維の煮出し、すき船やすきげたを用いての紙すきなど高度な技術が求められます。和紙職人になるには、西島和紙で有名な山梨、美濃紙で有名な岐阜、土佐紙で有名な高知といった日本に数十ある和紙の名産地に行って、紙すき職人に弟子入りするのが良いでしょう。地域によっては後継者育成事業の対象になっているところもあります。

銀器職人
 16世紀の日本は、南米についで銀の生産量が最も豊かな国でした。銀器職人は板状の銀を金づちで叩いて仏具や酒器、花瓶、湯沸し、急須などをつくります。江戸時代から東京は銀器製作のメッカであり、葛飾区や台東区などに工房や職人が集まっています。葛飾区には伝統産業職人会があり、東京銀器のほかにも江戸漆器や江戸べっ甲、江戸和竿、江戸切子など多岐にわたる伝統工芸の職人を葛飾区伝統工芸士として認定しています。美術系の大学や専門学校で鋳金や鍛金を学ぶ方法もあります。

漆器職人
 漆(うるし)は日本では縄文時代から使われており、長い伝統を誇るうわぐすりです。漆職人は木製の椀や重箱、膳、皿、茶たく、箸、カップ、大きなものでは神輿などに、ヘラやハケを使って漆を塗ります。漆器職人になるには石川県の輪島や金沢、会津、津軽などといった漆の名産地で漆器職人に弟子入りするか、学校に入ると良いでしょう。

仏壇職人
 仏壇は次のような職人からなる分業体制で作製されます。

 ・木地師: 高級木材を使って、仏壇の外郭をホゾ組という技法でつくります。
 ・荘厳師(そうごんし): ご本尊を安置する内陣の屋根をつくります。
 ・彫刻師: 花や龍、唐草などの絵柄を木彫します。
 ・塗り師: 木地に下地をして中塗り及び仕上げ塗りを施します。
 ・蒔絵師: 板の上に漆で絵を書き、金粉や銀粉などを蒔きます。
 ・金物師: 仏壇内外の金属装飾を作ります。
 ・箔置き師: 仏壇の中に金箔や金粉を施します。
 ・天井師: 細かい格子からなる仏壇の天井部分を作ります。
 ・呂色師(ろいろし): 色むら、光沢むらがないように丁寧に塗装・艶上げをします。
 ・仕組師: 取り付け部分をチェックし、各部分を組立てて仏壇を完成させます。

仏具職人
 仏像や木魚、数珠など仏事に使う道具をつくる職人です。

 いずれも京都伝統工芸大学校や伝統工芸コースのある専門学校などに通って仏壇・仏具の制作会社に就職するのが一般的です。

提灯職人
 神社の参道や祭りの露店、伝統的な飲食店、居酒屋などの軒下に吊るされる提灯をつくる仕事です。弓張提灯や高張提灯、盆提灯などいくつか種類が あります。竹ひごの骨組みに糊をつけて和紙やごあ紙を張る職人と、手書き文字や家紋を入れる職人に分かれます。

 ほかにも鍵師 べっ甲職人 陶芸家 蒔絵師 扇子職人 仏具・神具職人 刷毛職人、手描友禅職人、組紐職人、刷毛職人、更紗職人、和竿職人、人形師、羽子板職人、桐箪笥職人、三味線職人、尺八職人、木彫師 メガネ職人 印鑑職人  江戸切子職人などがあります。 

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