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映画製作の仕事
 映画製作にはプロデューサー、映画監督、撮影監督、特撮監督、脚本家(シナリオライター)、照明技師、美術監督・美術担当、俳優、メイク、衣装担当、録音技師、音響効果、スクリプター(記録)など多種多様な仕事があります。映画の製作会社等に就職する人もいればフリーで働く人もいます。映画の専門学校や大学の映画学科に通って実力をアピールしながら同時に映画業界にコネクションを広げるのが一番の道です。語学力と度胸があれば最初からハリウッドに飛び込むという道もあります。

 リクルート進学ネットで関係する資格を調べたい方はこちら(→映像・映画作りの資格)をご覧ください。


映画プロデューサー
 映画会社に所属するか、あるいはフリーの立場で、映画の「製作面」のみならず「予算面」も含めて映画全体を指揮する最高責任者です。監督とともに企画、脚本づくりに始まり、キャスティングやスタッフ選定、予算及びスケジュールの管理をこないます。

 【参考書】

  『映画プロデューサーの基礎知識―映画ビジネスの入り口から出口まで』 
                                      キネマ旬報映画総合研究所 (著)  キネマ旬報社 (2005/09)


制作担当
 プロデューサーの指示のもと、ロケハンやロケ地の交渉、宿泊や交通手段の手配、進行管理などを担当します。撮影現場で予算を管理する制作主任はラインプロデューサーと呼ばれることもあります。
映画監督
 作品としての映画製作の最高責任者です。撮影現場では撮影監督や美術監督、照明など各担当のスタッフを統括し、各シーンを編集してサウンドを重ね、映像作品として完成させます。 映画監督になるのに決まった道はありませんが、学生時代から積極的に自主映画にかかわり、コンクールで優れた成績を残すか、さもなくば映画学校に入学し、アルバイトで助監督やカメラマン助手などの下積みを重ねるといった道があります。また、コマーシャル映像やアニメCGの世界で実績をあげるという方法もあります。

 【参考書】

 『一人でもできる映画の撮り方』 西村雄一郎(著)   洋泉社 (2003/04)
 『映画監督になる15の方法』 轟 夕起夫 (著)  洋泉社 (2001/02)
 『映画監督になる〈06‐07〉』 泊 貴洋 (編集)  演劇ぶっく社 (2006/08)



撮影技師
 カメラを駆使して画面構成やパンニングなど映像面の責任を担います。詳しくはこちら(→日本撮影監督協会 )をご覧ください。

殺陣師【たてし】(アクション監督)
  時代劇で格闘シーンを専門に演出するのが殺陣師です。現代劇ではアクションシーンを演出します。剣道や柔道、空手などの武道に通じ、アクション俳優、時代劇俳優を経て殺陣師やアクション監督になるのが一般的です。

ライティングディレクター・照明担当
 テレビ画面に映るものの色はすべて光によって決定しています。照明担当は番組の趣旨に基づいて人物や背景が効果的なコントラストや「表情」をそなえるよう照明位置、明るさなどを調整する仕事です。ロケーションの外光下ではスタジオ収録に比べ、カラーバランスが大きく変わってきますので、的確な技能が要求されます。芸術系または映像系の大学・専門学校に通い、照明の制作会社に就職するのが一般的です。経験を積んで実績が認められれば、ライティングディレクターに昇進します。照明制作会社の具体名については、日本映画テレビ照明協会のサイトの維持会員からチェックできます。

 【参考書】
  『照明技師熊谷秀夫 降る影 待つ光』 熊谷秀夫+長谷川隆(著)  キネマ旬報社 (2004/11)



美術担当(美術監督・大道具・小道具)
 映画監督の製作意図や演出意図に従って、被写体となる背景イメージや舞台セット、インテリア、道具を具体的に造形する仕事をします。美術監督は企画段階から参加し、コンセプトの策定やロケーションの選定、美術設計、セットデザインをおこない、大道具スタッフが具体的な作業に入れるようセットの図面を作成します。時代背景や生活感、季節感がうまく表現されるようさまざまな工夫が求められます。
 美術担当になるには、美術・デザイン系の大学や専門学校で美術の基礎を学び、映画やテレビの美術専門会社に就職するのが一般的です。日本にどんな美術専門会社があるのか調べるには、(協)日本映画・テレビ美術監督協会のサイトの会員名簿で賛助会員をチェックすればよいでしょう。

 【参考書】
 『映画美術のデザイナーという仕事』 坂口岳玄 (著)  文芸社 (2002/10)



特殊効果
 映画やテレビ番組などで演出のために室内で花火や爆竹を使用したり、雨や風を起こしたりする仕事です。

シナリオライター
 映画やテレビドラマ、演劇などのシナリオをつくる仕事です。最初に物語の設定や大まかなあらすじ、登場人物の性格をつくり、続いて細かい場面構成を決めてからセリフづくりをします。シナリオライターになるにはシナリオ学校に通うか通信講座を受け、シナリオコンテストに応募するのが一般的です。
  ケイコとマナブ.netでもっと詳しく知りたい方はこちら(→ シナリオ ライター、脚本家)をご覧ください。

シナリオライターになる10の方法 シナリオライターになる10の方法
小松 克彦 松本 八重子
洋泉社 2000-09
by G-Tools



映画会社の仕事
 大手の映画会社では映画製作のほかに配給や宣伝の仕事があり、撮影所や興行部門のある映画会社では撮影所の運営や映画館での上映関係の仕事などの仕事があります。ほかにもテレビ番組や教育映像の企画・制作・営業、ビデオDVDの営業、キャラクターショウの運営や営業、キャラクターの商品化権に関する仕事、また、一般企業と同じように経営企画経理総務人事などといった管理部門の仕事もあります。映画会社や配給の仕事に就くには、チラシ配布やポスター貼りなどといったアルバイトの形で会社とコネクションを結ぶことで社員に登用される機会を伺うとよいでしょう。映画に対する情熱と積極性、高度なコミュニケーション能力があればチャンスが訪れるでしょう。

劇場ブッキング
 映画の内容や観客ターゲットを考慮し、都内のみの単館ロードショーか地方まで拡大公開するのか、あるいはオフシアターでこじんまりと公開するのか、など配給戦略を策定し、上映したい劇場の作品選定担当者と交渉する仕事です。

映画宣伝の仕事
 映画のパンフレットやチラシ、ポスター、スチール写真、予告編、テレビ・ラジオコマーシャル、試写会、プレスリリースなど、映画宣伝の方法はさまざまです。映画会社の宣伝担当は宣伝戦略を策定し、広告会社や映画関係の出版社、テレビ、ラジオ等メディアの担当者と交渉して、ときにはコピーライティングまで担当して集客につながる広告宣伝に努めます。
  外国映画の場合は公開する題名の決定や有名俳優の来日手配なども重要な仕事です。

 【参考書】

 映画・CM65の仕事』 メディア業界ナビ編集室  理論社 (2007/03)

 『映画業界で働く―映画プロデューサー・配給・宣伝・興行・字幕翻訳家etc.
                                           木全公彦+谷岡雅樹 (著)  ぺりかん社 (2006/10)

 『映画の仕事はやめられない!』 附田斉子(著)  岩波書店 (2005/11)

 『映画・映像業界就職ガイド (’08)』 キネマ旬報映画総合研究所 (著)  キネマ旬報社 (2006/10)

映画バイヤー
 独立系の映画配給会社に所属するかフリーの立場で外国映画の配給権やビデオ・DVD化する権利を買う仕事です。世界中のフィルムマーケットや国際映画祭での見本市に行き、日本のマーケットを考慮しながら優れた映像作品を見極め、いち早く製作側と交渉しなくてはなりません。現在はハリウッドだけでなく、インドや中国、韓国などでも映画が盛んに作られています。字幕がない状況で作品の内容が理解できるだけの語学力もさることながら、映画の集客力を見極められる「目利き」の力や、粘り強い交渉力も求められます。また、上映用のプリントを通関させるには特別な手続きが必要で、保税試写や法律、映倫の問題も絡んでくるため、そのつど適切に処理できる応用力も要求されます。

 【参考書】

 『アカデミー賞を買った男―夢を追いかけて映画バイヤーになった
                                梅原 健 (著)  B!インターナショナルブックス (2005/06)



映画ライター
 映画雑誌や週刊誌等に映画評を寄せたり、映画のパンフレットやDVD作品にプロデューサーや映画監督・撮影監督・脚本家の経歴や過去の作品、俳優の紹介などを書く仕事です。

 【参考書】
映画ライターになる方法 映画ライターになる方法
まつかわ ゆま
青弓社 2005-08

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映画評論家(→評論家 特殊メイクアーティスト

映画興行の仕事(映画館・シネマコンプレックス勤務)
 観客誘導や場内整理、映写、売店業務などが日常業務です。

 映画好きなら自分の知識が客観的にどれほどのものか試してみたくなるはず。映画検定はキネマ旬報が実施する検定試験で、映画の歴史や作品、出演者、スタッフ、映画業界に関わる知識をはかります。詳しくはこちら(→キネマ旬報 映画検定)をご覧ください。映画の知識は映画への愛の度合いです。
映画検定公式テキストブック 映画検定公式テキストブック
キネマ旬報映画総合研究所
キネマ旬報社 2006-03
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映画検定公式問題集―2級・3級・4級全300問 映画検定公式問題集―2級・3級・4級全300問
キネマ旬報映画総合研究所

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