サラリーマンになりたい


 小中学校の生徒を対象に「将来何になりたいか」というアンケートを取ると、最近はサラリーマンが不人気なのだそうです。会社に縛られ上司にこき使われ、不景気になればリストラの対象になるかもしれないとびくびくするネガティブなイメージがあるのでしょう。新聞やテレビでは、終身雇用の原則が崩壊し、大企業のサラリーマンももはや安定した職業ではなくなってきたと報道しています。

 しかし、広い意味でのサラリーマン(月給をもらう人・雇用者)の比率は戦後増加の一途を辿り、現在では就業人口の8割を超えています。要するに子供たちの多くは将来、望ましくないイメージを抱いているサラリーマンになるのです。

 ネガティブなイメージは働く意欲を損ないます。そして、サラリーマンのネガティブ・イメージは、大人の誤った認識を反映させていると言っても良いでしょう。

 実際のところ、自営業・自由業は仕事上のすべての責任を負わなくてはなりません。並大抵の努力ではやっていけません。子供たちは自営業・自由業の重責がきちっと分かったうえで、サラリーマンになるのを嫌がっているのでしょうか? 本当にそうなら喜ばしいことです。ちなみにサラリーマンがあらゆるリスクからまぬがれるわけでは決してありません。

 サラリーマンと一言でいっても具体的な仕事はさまざまです。工場でものをつくる仕事やスーパーのレジ打ち、医者や看護婦の仕事は子供たちにもイメージが浮かびやすいですが、たとえば大学を卒業して保険会社に入社したら具体的に何をするのか説明できる子どもはほとんどいません。わかりやすく説明できる先生も少ないでしょう。

 一般的なサラリーマンの仕事には、営業や販売の仕事総務や人事、法務、情報システム部経理受付秘書広報や宣伝の仕事商品企画事業企画海外営業海外マーケティング技術開発や研究の仕事があります。
 
  また、業界によってさまざまな職種があります。たとえばメーカーの設計技術者製造技術者品質技術者IT業界・システムインテグレーターのシステムエンジニア・ネットワークエンジニア、証券会社の証券外務員や証券アナリストアパレル業界のマーチャンダイザー、建設業界の建築設計者施工管理者広告会社のコピーライターやCMプランナー、出版社の編集者校正担当、レコード会社のレコーディング・プロデューサー旅行会社のツアーコンダクター、などなど。好きな業界を早くから定めて業界研究をおこなうとともに、自分に向いた職種、自分がなりたい職種をできるだけ特定しておくことをおススメします。




農業林業会社水産会社建設業
製造業(食品・繊維・鉄鋼・金属・化学・医薬品・自動車・電機・機械・精密・諸工業ほか)
流通業小売り商社アパレル商社
サービス業(情報通信、IT、電力・ガス、運輸・倉庫、広告出版旅行会社映画テレビ外食チェーン航空会社ほか)
金融・不動産銀行保険証券会社不動産ほか)

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