国際捜査官になりたい 
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 国際捜査官とは、都道府県警または海上保安庁に所属し、外国人の取調べや海外関係機関との折衝等を担当する警察官/海上保安官を言います。

都道府県警の国際捜査官
 外国人が関係する犯罪の捜査や外国人の犯罪被害者の保護、国際捜査共助等にあたる警察官です。警視庁では「国際犯罪捜査官」と呼ばれています。国際捜査官は、外国語による高度な折衝能力が求められるほか、出入国管理や刑事手続きについての国内外の法制度、国際捜査実務、外国の文化習慣等に精通する必要があります。

 対象となる言語は中国語(*)、韓国語、英語、タガログ語(フィリピンの公用語)、タイ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語などです。
 (*)中国語とひと言で言っても北京語、上海語、福建語、台湾語などそれぞれ異なります。

 語学採用などで警察官となり、警察大学校の国際警察センターで研修を受けた後、各都道府県の国際捜査課に所属します。採用(選考考査、募集の有無)は各都道府県警によって異なります。




警察で語学力を活かせる仕事としてはほかにも以下のようなものがあります。

都道府県警の通訳官
 警察官というより、主に警察事務職員として専門的に通訳・翻訳事務にあたります。通訳センターや国際捜査部門に所属し、捜査資料の翻訳や警察官への語学指導、外国語での110番などに対応します。

都道府県警の指定通訳員
 一般の警察官・警察職員として採用された後、一定の外国語研修を経て通訳を担当する職員です。外国人に関わる事件がないときは、通常の警察業務をおこない、必要に応じて検挙・実況見分・取調べの各現場で通訳を務めます。

 ほかにも司法通訳として、警察、裁判所、検察庁、入国管理局等に登録する民間通訳の方がいます。


推薦図書
通訳捜査官―中国人犯罪者との闘い2920日』 坂東忠信(著)
 著者は警察官として勤務しながら北京語を独学し、2年半の研修の後、外国人犯罪の検挙や取調べにおいて活躍した方です(現在は作家業・司法通訳・防犯セミナー講師)。外国人取り締まりの生々しい現場の声が反映されているので、警察官として外国人犯罪者の取り締まりに関わる方、語学が好きで通訳官・司法通訳を目ざす方にお勧めです。

海上保安庁の国際捜査官
 海上保安庁は、密航や密輸を取り締まるほか、日本の領海内で違法操業をする外国漁船の取り締まりや海上警備などをおこなっています。国際捜査官は外国船の立ち入り検査や逮捕した外国人の取調べなどを担当します。
 海上保安庁の国際捜査官になるには、海上保安大学校の語学課程(中国語・韓国語・ロシア語)を修了するか、語学検定で一定以上の成績を取得する必要があります。警察の国際捜査官より難易度は高くないと言えるかもしれません。



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