外国の侵略に対してFー15やF-4戦闘機、F-2支援戦闘機などを操縦し、地対空誘導弾ペトリオットミサイルなどを用いて日本を防衛するパイロットです。日頃は空戦訓練やシミュレーション訓練、夜間飛行訓練、それらのレビューなどをおこなっています。戦闘機のパイロットになるには高校を卒業して航空学生になるか、防衛大学校・一般大学を卒業して幹部候補生課程を修了し、飛行教育課程に進む必要があります。いずれも厳しい適性検査があり、特にパイロットにとって視力は最重要ポイントです。
なお、航空学生とは海上自衛隊と航空自衛隊のパイロットや海自の戦術航空士を養成する2年制のコースです。自衛隊には戦闘機のほかにも偵察機や早期警戒機、早期警戒管制機、輸送機、救難機、救難捜索機、哨戒機、輸送ヘリ、救難ヘリなどの航空機があります。
―管制警戒
敵機と味方機を正確に識別するとともに航空機の安全かつ円滑な運航をサポートします。飛行管理員や航空管制員、警戒管制員、機上警戒管制員といった特技職があります。
―整備
航空自衛隊が所有する航空機や車両、高射の整備を担当します。レーダー整備や油圧整備、エンジン整備、計器整備、電機整備、武装整備、ヘリコプター整備、火気管制装置整備、
基地防空電子整備、基地防空機械整備、 高射電子整備など職域が細かく分かれており、それぞれに特技職があります。
―情報
情報関係の職域では、おもに画像情報や映像情報の収集・伝達、器材の整備等をおこなう写真員、主要各国の軍事事情や航空機・兵器に関する情報の収集・分析をおこなう情報員、外国語放送を聴取したり外国語文献を読解して翻訳をおこなう語学員、諸外国の電波情報の収集、無線通信機器の管理をおこなう無線調査員などの特技職があります。
―電算機(電算機処理員)
航空機の装備のほとんどはコンピュータ・ネットワークによって管理されています。電算機処理員は戦闘機やレーダーなどの個々のシステムから自動警戒管制システムや早期警戒システム、飛行管理情報システムなどといった大規模なシステムまで、各種コンピュータ・システムを操作するとともに、プログラミングやネットワークシステムの改良・保守・データ解析などをおこないます。
―武器弾薬
航空機に搭載される武器や弾薬の補給・整備、航空機の飛行訓練の支援などをおこないます。
―高射
戦闘機部隊や警戒管制部隊とともに空から侵攻してくる敵機を撃破する任務を帯びた職域で、ペトリオットミサイルを操作する高射操作員や短距離地対空誘導弾・携帯式地対空誘導弾・対空機関砲などの防空火器を操作する基地防空操作員といった特技職があります。
―気象 (気象観測員)
航空機が安全に離着陸・飛行できるよう、雲の高さや気温・気圧、風向・風速などの気象情報を観測して、天気図の作成や関係部署への連絡をおこないます。
―特別航空輸送隊
政府要人を海外に運ぶ政府専用機を運行する部隊です。万が一の故障やテロの標的となることにそなえて通常は2機を使用します。パイロットのほかにも運用管理者や航法士、機上無線士、キャビンアテンダントにあたる空中輸送員などが搭乗します。
ほかにも他の自衛隊と同じように施設や給養(食事づくり)、補給、警備、輸送、救難、会計、総務人事、教育訓練、音楽、通信、衛生などさまざまな職域があります。
航空自衛隊のオフィシャルサイトでは詳細な職域・特技職の内容を見ることができます。